卵管造影は卵管通過障害を診断する検査で、妊娠率が上昇する治療的効果も持つ。人によって痛みを伴う事も。

卵管造影と不妊治療

近年の日本では「少子化」が問題になっています。

女性の社会進出に伴う晩婚化や、独身を好む人たちの増加、また離婚率の増加によって子供が生まれにくい環境になっていると言われています。

その一方で、子供を産みたいという望みは誰よりも強いのに、『不妊』によって欲しくてもなかなか子供の出来ない夫婦もいます。卵管造影検査は、女性不妊の最大原因と言われる「卵管通過障害」の検査・治療方法として注目を集めています。

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卵管造影検査とは

不妊治療を行っている、もしくは考えている人でないとなかなか馴染みのない名前かも知れませんね。そんな卵管造影検査とはどのような検査方法なのか簡単に紹介したいと思います。

子宮腔内をX線撮影する検査法で、子宮・卵管の形態や機能の異常および骨盤腔内の器質性疾患を診断します。女性不妊の最大原因は卵管通過障害のため、子宮卵管造影法の診断的意義は大きいと言われています。

また、失礼な物言いですが「煙突掃除」という別名通り、検査を行うことで子宮への通りが良くなり、検査後は妊娠率が上がるという傾向があります。

卵管造影検査の流れ

検査のおおまかな流れは大体同じなのですが、食事制限や麻酔(痛みの緩和剤)の有無・手順などが、実施する病院によって多少異なります。ですので、検査の実施を検討している場合は検査を行う病院に詳しい内容を問い合わせるようにしましょう。

食事制限
一般的に当日の食事は控えるよう指示があります。病院によっては前日の夕食も控えるようにと指示があります。

卵管造影検査前
まず腕などに注射をし、造影剤の適応検査(拒否反応がないか等)を行います。病院によって座薬などで痛みを和らげる緩和剤を使用してくれます。

卵管造影検査の流れ
カテーテル・注射(細い針のある注射ではないです)を用いて造影剤を経膣的に子宮腔内に注入します。注入している途中にX線撮影を行ったり、モニターに映したりして卵管の状態などを調べます。ここで造影剤がうまく子宮に流れ込まない場合、卵管通過障害であるケースが多く、「通りづらい」レベルであれば造影剤が通ることで卵管通過がうまく行われるようになるため、『不妊治療効果=妊娠率の上昇』を期待することが出来ます。

痛みは人によってまちまちです。緩和剤を用いることで緩和は出来るものの、それでも痛い人はかなりの痛みを感じるそうです。検査の段階では痛みを感じず、病院から帰宅した後に痛みを感じる場合もあるそうですので注意が必要です。

卵管造影検査2日目
2日目、再び病院に行き癒着等の検査を行うためX線撮影を再度行います。この日は特に造影剤の注入等は行わず、撮影した写真を見ながら診察を行い卵管造影検査は終わりです。

卵管造影検査のメリット・デメリット

先述の通り、卵管造影検査は「女性不妊」の検査を行い、不妊の原因がどこにあるのかを調べることが出来ます。原因がわからないと適切な治療や対策を考えることが出来ませんよね。そしてこの検査を受けると「妊娠率の上昇」という嬉しい効果も期待出来ます。

一方、やはりデメリットと呼べる面もあります。それは「痛み」などの女性の体への負担です。人によって「生理痛よりは軽い」と感じる場合もあるようですが、大半の女性は痛かったとおっしゃっています。

子供が欲しいと思う夫婦に子供が出来ず、望んでもいないのに子供が出来るというのは不公平な話です。それでも、医学の発展に伴い努力によって子供が作れる時代になってきていて、卵管造影検査はその一つの手段です。お子さんが出来ず悩んでいるのであれば、検討されてみてはいかがでしょうか。

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